【ゆるふわタイ紀行】アユタヤ遺跡をチャリンコで爆走してきた【前編】

今回からは、ちゃんとタイでの旅行の思ひ出を記していくことにしよう。
思ひ出ぽろぽろの記念すべき第一回目は、皆さんご存知の世界遺産、アユタヤ遺跡だ。

苦労を買ってでもする(ただし安上がりで)

ワシはこの旅について決めていたことがある。それは、「今までの自分だったら取らなかった選択を積極的にしていく」ということ。今までの自分だったら、「おそらく安全だし楽だから」という理由で大枚はたいてでもタクシーに乗っていただろう。でも今回それは封印。楽な交通手段は使わず、安上がりで面白い旅にしていくのだ。多分色々苦労する。でもその分記憶に残るだろうし、後々話の種にできるような出来事も起こるかもしれない。苦労も含めてタイを楽しむ、それが今回の旅のモットーだ。

〜タイの車窓から〜

さて、激安ツアーを実現するには、公共交通の駆使がポイントになってくる。今回のアユタヤ観光も、バンコク市内からアユタヤへ行くまでが既に見所先輩の一人であった。

猛暑!アソーク駅まで徒歩レーシング

今回の旅では、拠点をバンコクのプロンポン付近に置いた。ここにはクリエイターが集まるコリビングハウスがあり、知人のツテでこちらにお世話になることができた。次回の長期滞在ではおそらくここに住むことになるだろう。ハウスはかなりオシャレだし便もいいのでとっても快適である。

ハウスのリビングスペース。6人がゆったり作業できる大きめの机が置いてある。
こちらウェルカムドリンクとなっております(ジャコウネコの糞コーヒー)

さて、ここからアユタヤまではどう行ったらいいものか。グーグル先生に聞いてみると、プロンポンから隣のアソーク駅までBTS(バンコク・スカイトレイン。運転士付きゆりかもめ的なやつ)で行き、そこから地下鉄に乗って国鉄の駅まで行ったらええよとのこと。ほぉ〜。ほいじゃあとりあえずプロンポンの駅まで行ってみますか。


プロンポン駅からアユタヤ駅までのルート。バスのルートが表示されているが、列車もほぼ同じルート

プロンポン駅に到着。切符を買おうとしてスマホ片手に駅の係員に話しかけた。

ワシ「あ〜、隣のアソークまで大人一枚やで」
係員「隣?歩けば?あっちに行けば着くやで」
ワシ「えっ」
係員「はい次のお客さん〜」
ワシ「」

なんてことだ。コレはちょっと想定外。BTS乗って涼みつつ移動しようとしたのだが、まさか乗車拒否とは…。確かに「安上がりで面白い旅にする」とは言ったが、のっけから己の足で歩くことになるとは思わなんだ。駅員さんはきっと優しさで「徒歩ならタダやで」って言ってくれたのだ。そう信じ、36度を超える猛暑の中隣駅まで徒歩レーシングするのであった…。

BTSプロンポン駅。ワシは道を聞くためにここに来たのではない(憤慨)
プロンポン、アソークの両駅があるスクンビット通り。上に見える高架にBTSが走っている
スクンビット通りと交差している横道。ソイ(Soi)と呼ばれ、これで大方の住所が決まる(スクンビット通り、Soi21の◯番とか)

乗るべき列車はいつどこに

なんとか徒歩でアソーク駅までたどり着き、MRT(マス・ラピッド・トランジット。いわゆる地下鉄)にのって国鉄の駅まで移動。クソ暑い中歩いて汗だくになったあとでこの冷房の効いた車内は間違いなく風邪引く(断言)。
タイの人たちは温度変化にめちゃめちゃ強いんだろうか、寒がってる様子もない。というかまず誰ひとりとして外で汗かいてないよね。暑さへの耐性強すぎやしませんかね?同じ人間とは思えないゾ…(汗だくキモオタクソメガネ談)

さて、国鉄に乗り換えてアユタヤを目指そう。ここバン・スー駅からアユタヤ駅までは列車で1時間10分ほど。それほど長旅ではないが、いかんせんここはタイランド。何があるか分からない。

バン・スー駅前。バンコク市内と違い、ザ・東南アジア感が漂う
バン・スー駅構内。アユタヤ行きはこの2番線から出るらしい

チケット売ってたオニーサンに聞いたところ、どうやら列車は2番線に来るらしい。10分も待てば乗れるので、このままホームで待つことにしよう。

タイ国鉄の切符。3等車はアユタヤまでたったの14バーツ(50円くらい)

…待てど暮らせど列車が来ない。そうこうしているうちに、向かいの線路に列車が来てしまった。ワシの乗る列車はどこ…ここ…?さっきのオニーサンに「これは何の列車?今何分くらい遅れてる?」と聞いてみた。すると、「おお日本のお兄さん、君が乗るのはこの列車だよ!切符にそう書いてあるだろ!」って…。や、アンタさっき2番線に来るって言ったやん!こっちは 3番線じゃん!!しかも15分遅れとるやん!!

東南アジアらしいといえばそうなのだが、ダイヤに対して実におおらか。このクソアツい中何も言わずにいつどこに来るんだか分からない列車を待ち続けるタイの人たち、心の器の大きさが違いますナァ…見習おう(素直)

蒸し風呂列車とOKじいさん

乗るべき列車はこれらしい

さぁ、ようやくアユタヤまでの列車に乗れたことだし、あとはのんびり世界の車窓から…なんて思っていたが、なにせ違うところに列車が来ると思っていたもんだから乗車したのが発車時刻ギリギリ。そもそも15分遅れといて発車時刻もクソもないといえばまぁそうなのだが。さすがにバンコク市内発の車内は超満員。アユタヤへの観光客の荷物と相まって、立っているのも一苦労。日本の電車と違って揺れも激しい…。いかに日本の鉄道が優秀か、思い知らされた。

それよりも何よりも耐え難いのはこの暑さ。分かってはいたことだが、この激安14バーツの3等車にはエアコンがない。あるのは扇風機だけ。命綱とも言えるこの扇風機、なんとワシが乗った扉のところだけ壊れていたのだ…。座ってる人は窓開けられるからまだいい(それでも36℃の熱風が飛んでくるけど)が、ギリギリのタイミングで乗った手前、乗り口の扉についてる窓は残念ながら開けることができない。扇風機のない窓際でもみくちゃになりながら1時間も立たされるとか、どんな苦行だ。ホモビに出たほうがまだマシだ(譲歩)

あと駅のオニーサンに「アユタヤ駅がわかり…分からないのですが!」って言ったら、ワシの隣に立ってたじいさんに「このじいさんに付いてけば大丈夫やで」って言ってくれたけど、結果的に全然大丈夫じゃなかった(振り返り)
じいさんなんか言ってるんだけど歯が欠け過ぎてて「Where are you from?」しか聞き取れなかった(サ行がマジで聞き取れなかった。でも地元の人で英語話せるのは結構珍しいのでありがたかった)。アユタヤまで行きたいんだと伝えると「OKOK」と頷いてくれたが、結局乗った次の駅でそのじいさんは降りてしまった…何がOKだったんだ…??まぁ降り際のじいさんの背中がかっこよかったので良しとしよう。

 

車内が空いてきて、ようやく撮れた一枚
OKそうでOKじゃない、少しOKなじいさん

船でアユタヤ入り!!

死闘の末にようやくたどり着いたアユタヤ。鷹巣から秋田までくらいの乗車時間のはずなのに、最果てまで来たかってくらいの疲れようだ。でもまだ入り口についたまで。アユタヤの遺跡巡りはココから始まるのら!(豹変)

アユタヤはその周りを川が囲んでいるため、島状態になっている。したがって中心部に行くためには、橋を渡る、もしくは渡し船に乗る必要がある。アユタヤ駅を降りてすぐにトゥクトゥクやらバイタクやらを捕まえれば橋を渡れる。が、最初はとりあえず自分の足で歩き回ってみたかったので、渡し船に乗ってみることにした。

渡し船乗り場。駅から真っ直ぐチャオプラヤ川方面へ歩くとすぐたどり着ける。向こう岸の乗り場もここから見える

乗車賃は5バーツ。乗り場の脇の建物で座っているばあちゃんに渡せばOK。逆方向で船に乗る場合も、料金はここで払うことになっている。船は絶え間なく動いているため(着岸直前にバックギア入れて、10秒くらいしたら離岸してしまう)、乗る時に川に落ちないように注意しよう。川の色を見たら分かるが、ほぼドブ水である。注意しよう(念押し)

船に乗っている時間は2分も無いが、名前しか聞いたことのないチャオプラヤ川を今実際に渡っているんだと思うと、なんか芸術的(ONDISK)写真を2、3枚撮ったところで対岸に着いた。

チャオプラヤ川からの景色
対岸の船着き場。いよいよここからアユタヤ遺跡だ
アユタヤの船着場前のメインストリート(?)

…といったところで前編は終わり。アユタヤ遺跡に辿り着く前に終わってしまったが、お楽しみは次回ということで。

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